各支部からのお知らせ

感動の再会 愛知支部 高橋雅樹

掲載日: 2022年10月31日

2022年6月19日 22時42分
昨日、大学の同窓会総会に出席しました。現同窓会長が教育実習の指導教官(山田幸男先生)だったからです。昭和59年以来、約38年ぶりの再会でした。
大学4年生時の教育実習は、当時の私にとって衝撃的で凄絶な人生体験でした。その時の苦悩や学びが記載された「実習録」は、すぐ手に取れるところに置いてあります。そして、初心を忘れないよう、今でも度々読み返しています。
実習中の授業では、子どもの意見が整理できなくなって、言わせっぱなしで終わることが多々ありました。思い通りにいかず落ち込んでばかりの私に、山田先生は「髙橋さんの板書は子どもたちの思いでいっぱいになっていた。それも素晴らしいことだよ」と励ましの声を掛けてくださいました。大失敗の板書へのこのお言葉で、どれだけ救われたことか・・・。
その後も、同様の失敗を繰り返す私に、山田先生は“どの子の発言を取り上げて、追究の方向を焦点化していくと良かったか”など、毎回、いくつかの授業パターンを説明してくださいました。それは当時の私の考えを超越するものばかりで、授業の奥深さを痛感させられました。
大学4年生時に行った教育実習での学びは、今もずっと私の中で活き続けています。先週、教育実習を終えた2人(前田さん・高尾さん)には教師としての素晴らしい資質を感じました。きっと南小学校での学びが、今後の人生に大きな影響を与えるのではないかと思います。

 

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